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【ほぼ日刊】デザインな現場

徳島の熱血アートディレクターが綴る日常。
デザインな現場 第二章「365日デザイン物語」
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This is Design! -2
さて、昨日の続きです。


フォーマットのデザインとは
機能的でなければなりません。

今後、組み込まれるであろう
情報やビジュアルのことも踏まえて
デザインをしなければなりません。


そうした制約の中で
「さりげなく、でも確実に、誠実に」
というコンセプトを盛り込むために
考えたのが・・・


仕上がりの精度が求められるデザイン

でした。

主張するのはアークホームの
顔でもあるロゴとコーポレートカラーのみ。



それらもエンボス加工でさりげなく主張。
これもよ〜く見ないとわかりませんね。(* ̄∇ ̄*)>



こちらはカバー内面と
封入されたフォーマット。





さて、このフォーマットのどこに
“仕上がりの精度”が表現されていると思いますか?




コレ、印刷所の方ならすぐに
気がつくのかもしれませんね。




答えはこのアークホームの
ロゴの位置にあります。



わかりましたか???





印刷物には刷り上がったモノを
断裁するという作業があります。

この断裁時のズレを
補うのが“塗り足し”になります。

この塗り足しはほぼ3mmに設定されていて

・・・ということは逆に考えれば
この3mm程度の余裕がなければ
断裁した時にはズレが出てしまう
ということになってしまいます!


でもこのデザインには通常の
塗り足しはありません。

ご覧いただいているように三角形の鋭角な部分、
二方がキッチリこの断裁位置にあるのです。




普通であれば先が欠けてしまうか
逆に余白部分が残ってしまうかの
どちらかになってしまうことが
ご想像いただけるかと思います。




ここに!

美しく機能的な建築物を
精度の高い技術で創り上げるという
アークホームのコンセプトがさりげなく
主張されているというわけなのです。





もちろん、この制作物にあたっては
印刷所の方の協力は不可欠でした。

どうすればこのコンセプトが
カタチになるかを何度も打ち合わせしました。


こうした考えを皆さんと共有
するための時間も捻出してきました。



そうして、たくさんの方々の
協力によって出来たフォーマット。


これも実は、多くの方が関わる建築現場での
チームワークとオーバーラップさせたもの。


これはアークホームの社長が以前言われた
「建築とデザインのプロセスって似てるよね…」

そうした言葉からもヒントを
得ていたりするのです。



見た目派手なデザインではないけれど

アイデア、プロセス、技術、センス
これらが交わってはじめて
デザインが主張するのだと思います。

デザインと呼べるのだと思います。


This is Design


今回も良いお仕事をさせていただきました。

皆さん、本当にありがとうございました!(*^▽^*)



あ、この制作物ははまた、
近いウチにホームページの制作実績にも
アップしようと思います〜♪


| アートディレクション | 00:00 | comments(4) | - |
This is Design! -1
明日からはじまる「建築家展」。
いつもお世話になっている
アークホームさんからのご依頼で
このイベントの新聞広告を
制作させていただきました。





8月の2日、3日と
文化の森で開催されていますので
興味のある方は足を運んでみてください。




さて、今回はアークホームさん繋がり
ということで、先日納品をした会社案内の
タトゥカバーと封入A4フォーマットを
ご紹介させていただくことにします。


見た目は地味…なお仕事かもしれませんが
僕自身は“This is Design”と呼べる
いい仕事になったと思います!




まず・・・
アークホームとはどんな会社か?

施工会社ではあるが建築家が
設計した家を施工する会社。

なぜ自社で設計をしないか。

図面を書くということは
片手間ではできない仕事。

図面を書くプロが建築家なら
そのプロの仕事をより精度高く
カタチにするのがアークホームという
施工のプロ集団というわけです。

“広く”ではなく“深く”というコンセプトは、
数多くある施工会社の中においてもしっかりと
自社のアイデンティティを表現するものであり

アークホームが考えるこのコンセプトを
いかにメッセージすることが出来るか。
これが今回の会社案内におけるデザインの
コンセプトになるだろうと考えました。


今回、封入される制作物に関しては
他の制作会社さんとチームで
制作をすることになっていましたが
僕はディレクションにも関わっていたので
精度を高めるための意識付けは
とても重要だと感じていました。

そこでクライアントさん、
タッグを組む制作会社のスタッフ
印刷会社さん、それぞれに個別に時間を設けて
制作意図を入念にお伝えすることにしました。

多少手間がかかっても
このコンセプトを共有し
理解していただくことがとても
重要だと考えたからです。



建築家がデザインする住宅は機能的で美しい。

その設計を施工する会社だから美しさも当然必要。

ただ、設計を影からささえる黒子であり
縁の下の力持ちであるこの会社を
派手なパフォーマンスや主張しすぎる
表現にはしたくありませんでした。

“見る人が見ればわかる”ことも
今回の場合、とても大切なことだったのです。


さりげなく、でも確実に、誠実に。

これを今回のフォーマットの
デザインの着地点に定めることにしました。


(つづく)



| アートディレクション | 00:00 | comments(0) | - |
徳島の女性を元気にする雑誌
徳島の女性のためのタウン誌
ASA 8月号が本日発売になりました!




はい・・・私AD。

今月号よりこのASAの表紙デザインを
担当することになりました!\(・∀・)/



思い返してみれば
独立当初からあわわさんには
デザイナーとしてたくさんの
勉強をさせていただきました。。。

その恩返し、と言えば少し大袈裟かもしれませんが
これまで培ってきた経験や知識を少しでも
活かせれば…今はそんな想いでいっぱいです。


編集に本当に大事なことは
当たり前のことですが…編集力です。
いや・・・編集魂です!(笑)

幸いにもそうした想いを持った
編集者が揃っていますよ、アーサには♪


その根幹がしっかりしていれば
デザインも自ずと魅力的な
デザインに生まれ変わります。


まずは基本に立ちかえること。

街のシズル感。声。息づかい。

これを編集者の目で、足で稼ぎ
その情報をクオリティの高い
表現で読者に提供する。

当たり前のことを当たり前に、です。ъ( ゜ー^)


デザインに余計な装飾は必要ありません。
編集側の想いを汲み取って
しっかりと表現すればいいだけなんです。



もちろん、発売までには何度となく
打ち合わせをしてきました。

1冊にかける想いを共有し、もっともっと
1冊の重みを皆で感じるために、です。



企画内容の確認。

カメラマンさんを交えた事前打ち合わせ。

ロケハン、撮影の立ち会いはもちろん…
(今回僕はスケジュールの都合で立ち合えませんでしたが)

デザイン出し前の最終的な表現のツメ。






初校から再校。








そして色校。。。





編集長は今回、刷りだしの
チェックまで立ち会ったそうです。


毎月繰り返される流れ作業では読者の方は
きっと誌面には目を向けてはくれないでしょう。
書店でもきっと立ち止まってはくれないでしょう。

でも苦しい想いをしながらやっとのことで得た情報は
ほんの少し、それがたったひとつであれ、
きっと読者の方にも響くものだと、僕は信じています。


まだまだはじまったばかりで
試行錯誤は続きます、間違いなく。


今は、売れることよりも
(これは語弊があってはいけませんが)

少しでも多くの方がアーサを見て

動いてくれること

楽しんでくれること

そして話してくれること。

この想いで誌面と向き合っています。



ただ、今日も気になってついつい
書店へ足を運んでいましたし




目の前で2冊、本を購入いただけたのを見て
思わずガッツポーズもしていました!(*´∀`)



とにかく新しい1歩は踏み出しました。

今後は、皆さんからいただく意見にも
しっかりと耳を傾けながら次への課題として
誌面へ活かしていければと思います。



これからのASAにぜひ、ご注目ください!(*^▽^*)



| アートディレクション | 00:00 | comments(2) | - |
デザインメッセージ
今日は樫野倶楽部/ノビアノビオの
マネージャーSさんとの
打ち合わせがありました。

と中、雑談の中で、マネージャーさんが
新入社員さんへのあいさつの時に
以前お仕事をさせていただいた
ネームプレートのお話しをされている
ということを聞いて、とてもうれしかったので
ちょっとブログにアップしてみようと思います。




お話は数ヶ月前に逆上ります。


以前、こういうお仕事の依頼を
いただいたことがありました。


Sweet & Bitter


この時のお仕事が・・・
そのネームプレートというわけです。


樫野倶楽部、ノビアノビオのスタッフさんが
式場で着けていた正式なネームプレートというのは、
これまでは社員さんだけが着けていたものでした。


ネームプレートを新しく制作するにあたっては
皆、同じ目的、想いを持った仲間なのだから
社員、非社員の分け隔てなく同じ名札を身につけよう。

『みんなの気持ちがひとつになるように』

そんな明確な制作意図があったのです。




ネームプレートは重厚感のある金と銀のメタル調。
さらに表面は透明のウレタン樹脂加工されていて
それだけで美しいモノに仕上がることも
十分に想像することができました。

美しく、カッコイイネームプレートを
アルバイトさんも派遣社員さんも
社員さんと同じように身につけ式場に立つ。

そこで働くスタッフ全員が
統一された美しいネームを身につける。

これだけでも十分にモチベーションを
上げることは可能であったと思うのです。




これは最初に作った所謂レイアウト案です。






…でもこれは僕の考えるデザインではありません。

いくらレイアウトを組み替えてみても
今回いただいた依頼の答えにはなっていないのです。




デザインは“想いを伝えるもの”です。

この手のひらにすっぽりと埋もれてしまう程の
小さなスペースにそうした意志を表現するためには

整理されたレイアウトの美しさだけではない
明確なメッセージが表現されていなければならない。


そう考えていました。




そうした試行錯誤の中で、到達したひとつの答え。


それが“繋がるネームプレート”というものでした。









各式場のロゴが個々のネームプレートの中に
分割して組み込まれています。

意識としてのロゴは、ひとつのネームプレートの中で
一個体になるように出来ているのです。
これは1人1人は、決して
半人前ではないという証でもあります。



しかしご覧のとおり…
実際には、これがロゴとして成立している、
というわけでもありません。




ところが、これがとなりにいる誰かと、
繋がることで・・・












ひとつになる。






そうなんです。。。






すべてのネームプレートが繋がっていく
要素を持ち合わせている、ということなのです。



1人1人のチカラでは成しえないことも
皆でチカラを合わせることで成し遂げられる。


『みんなの気持ちがひとつになるように』
というネームプレートに込めた想いが

このデザインを生み出したというわけです!\(・∀・)/




デザインの意図することが表層を越えて
やがては皆が共有する想いへと変わっていく。




決して派手なデザインではありませんが

そこには大切なメッセージがあり
本当の意味でのデザインの役割があるのです。


| アートディレクション | 00:00 | comments(2) | - |
コジコジヘア その2
さて、昨日のつづきです。

音やリズム、テンポを活かして
オーナーのキャラクター、
コジコジヘアと言う店名、
ゆるさ、楽しさ、ワクワク感などを
うまく表現できれば。。。

“コ・ジ・コ・ジ・ヘ・ア”という響きを
動きのあるカタチへ落とし込むために

オーディオ機器の
イコライザーのようなカタチ。

モールス信号のようなカタチ。

ボールが跳ねているようなカタチ。





点と線でおもしろく楽しく
そしてオシャレに・・・
試行錯誤を繰り返しました。



そうして作業をすすめていくウチに

自分自身が何度も「コジコジ、コジコジ」と
呪文のように唱えていることに気付いたのです。


「あ!」・・・と、その次の瞬間には
鏡の前で「コ・ジ・コ・ジ」と
口を動かしている自分がいたのでした\(・∀・)/



そーや!

コジコジ”という言葉を声にした時の
唇のカタチをそのままロゴにしよう!!!



いや、ホントにこんな感じで
決まっていくんですよ、僕の場合…δ(⌒〜⌒ι)


で…、そこからはカタチの整理と
店名との整合性を埋める作業に
時間のほとんどを費やしていきました。













そうして出来たロゴがこちら。






それから、この“動”の要素を持ったロゴの魅力が
店内でも思う存分、活かされるよう建築士さんや工務店さん、
印刷所の方々などいろんな方のご協力をいただき
入口の一番大きな壁にマグネット式で
自由に動かせるロゴも創っちゃいました(* ̄∇ ̄*)>




この壁、塗装の下はナント鉄板なんですよ!ъ( ゜ー^)



ほら、こんな風に子供たちが遊びながら…





カタチを自由に変えることだって出来ます!






・・・。

子供たちよ、これは変えすぎやろ。( ̄∇ ̄;




もちろん、遊びだけではありません。
ここは入口の大事なスペースでもありますから、
例えばこのように・・・




イベントの告知など、実際にマグネット
としても機能的に使うことができるんです♪


とにかくこれがコミュニケーションのきっかけになったり

コジコジヘアの楽しい雰囲気を
伝えるためのアイコンになったり。。。


聞けば、大人も子供もみんなが
マグネットと知るや、それを動かして
遊んで帰っていくそうなんです!!
う〜〜ん、これこそ
まさに思い描いていた通りの展開!(*^▽^*)


コジコジのマークも実際に
話題のネタにもなっているようだし

何より「オーナーさんらしい」という声が
圧倒的に多いということを聞いて、
それが何よりうれしかったです!!!




コンセプトブックも昨日
やっと出来上がってきました!





お店の設備や機能、サービス内容をうたうのではなく
お客様に何を提供し、何を感じて欲しいサロンなのか。。。

オーナーさんらしさと、お店の目指すところを
カタログとしてではなく、コンセプトを
伝えるためのミニブックとして制作しました。





こちらもぜひぜひ手にとってみてください!

きっと「コジコジヘア」の、

そしてオーナーさんのこだわりを
感じていただけると思いますよ!\(・∀・)/




最後になりましたが

自ら志願して、ロゴ打ち合わせの現場にも
熱心に足を運んでくれた建築士の開さん

城南建装のSさん。

サイン関係でお世話になったKさん。

カメラマンとして大活躍してくれたPちゃん。

そして、写真撮影に協力してくれた
コジコジヘアのお客さんたち。



皆さんにホントーに感謝、感謝です!(*^▽^*)




| アートディレクション | 00:00 | comments(6) | - |
コジコジヘア その1
このブログでもご紹介してきました
美容室がついにオープンしました!

お店の名前は
『COZY COZY HAIR(コジコジヘア)』

COZY=居心地がいい

お客様にとって心地よい美容室を目指す
そんな想いでつけられた名前です。


まず…このオーナーさんとは
年は僕の方が2つばかし上になるのですが
全職場で同期入社だった旧友。


みんなから親しまれ
愛されるキャラクターで
彼から美容室のロゴやツール一式の
デザイン依頼を受けたときは、
とにかく彼らしさをいかに表現するかが
ポイントになる、そう思ったのでした。

というのも・・・
特に個人で経営するサロンの場合は
特別凝った箱や設備で他店と差別化する
というのは難しいのが現状です。

様々なコンテストで賞を総ナメ。
全国で名をはせ開業前から話題の的・・・
なんてことでもない限り、いきなり
超売れっ子美容師なんてコトには
ならないわけですから。。。

美容師は技術はもちちろんですが
ホストやホステスさんのように
お客様のハートを掴む話題(トーク)や
キャラクター(存在感)が必要な
職業ではないかと思っています。

コジコジヘアでは彼のファンを
つくっていかなければいけないし
それこそがお店のアイデンティティ
になっていくはずです。

もちろん彼ならそれが出来るという
確信を持っていましたし
だからこそ彼らしい表現は
ゼッタイに必要不可欠だと考えたのです。


最初の素案ではオシャレな案もありました。





でもオーナーの個性を活かしながら
同時に認知度を高めていくには
まずキャラクターを設定してみては
どうか・・・そう考えたのです。


それが本人をシルエットなどで
シンボルにしてしまう案。
名付けて「ボス・シリーズ」です。

このキャラクターが冬はマフラーをしていたり
レディスデイには髪飾りをつけたり。

さらにアイスラッガーをつけたパターンは
子供の日の特別仕様だったり!

ただ、さすがにこれはオーナーが前に出過ぎる…
ということでボツになりましたけどδ(⌒〜⌒ι)




なかなか個性的ではあったんですけどね(笑)



それから別のキャラクターに置き換える案を
いろいろと出してみました。
オーナーさんからはこの方向で…
というような意見もありましたが
自分的にもどうもしっくりこない。。。

僕が知っているオーナーさんらしさって何だろう…
よくわかっているはず。
いや、逆によくわかっているからこそ
そこからカタチにするための作業が
とても難産になってしまったのかもしれません。

とにかくそこからはロジカルに…
集めてきた情報を少しずつ整理していきました。


オシャレだけど気取りがなくって

少年のような純粋さがあって

楽しくて、周りはいつも笑顔がたえなくて・・・

とにかくそんなオーナーさんの
キャラクターを押し出しつつ…

サロンぽいオシャレさも表現したい。

コジコジヘアという名前も認知させたい。

だったらシンボルを2枚目半的な
カタチにしたらどうかな?とかね。


そしてやっと・・・

シンボルをリズムや響き、音といった
今までになかったコンセプトで
表現することを思いついたんです!



(明日につづく)


| アートディレクション | 00:00 | comments(0) | - |
旅を感じる雑貨店
ブログでも少しずつご紹介していました
雑貨店が今日、OPENになりました〜♪

お店の名前は
旅を感じる雑貨店『Letenka(レテンカ)』さん。




僕も早速、お祝いを兼ねて
お店の雰囲気を見に行ってきましたが
すでにたくさんのお客様が来店されていて
そう広くないお店の中は、何だか心地よい
賑わいをみせておりました(*^▽^*)




さてさて、お仕事としては
以前からご紹介しておりましたように
ロゴマークや初期ツールなどの
制作に関わらせていただきました。


レテンカはチェコ語で“航空券”の意味。

とにかく
“旅”好き、“紙”好きが高じて
雑貨店開業という夢を実現したオーナーさんの
情熱をどうやってカタチにするか。。。

当初はわかりやすさから
文字通り“航空券”を模した
ロゴマークを考えておりました。

だけど、限られたスペース内だったり
制約の多い環境の中で航空券風ロゴを
ちゃんとロゴとして認識させるには
あまりにも情報量が多すぎましたし、
それを模したマークというのも、
調べてみると案外、数多く存在している
ということに気付いたのです。


それじゃあ… ということで考えたのが
ロゴ自体はスタンプのように
扱うことが出来るアイコン的なカタチで

そのスタンプを押す度に表情の変わるツール…
例えば航空券やレシート、ハガキ、封筒のように
紙そのものに遊び心を加えてあげればいい。
そう考えたのです。



そこから
“飛行機”や“旅”を連想させながらシンプルな
アイコンになるようなカタチを模索し始めました。

飛行機やスーツケース、地球・・・

でも、どう考えてもカタチから…
というだけでは薄っぺらい。(≧ω≦)

そこで書き起こしたのが
キーワードになるような言葉でした。


・人
・空港
・紙
・チケット
・ヒコーキ
・スタンプ
・かわいい
・L(←店名の頭文字です)
・素朴
・バッグ
・旅
・シール
・カジュアル
・子供
・自由
・やわらか
・空
・原点
・アンニュイ
・女性
などなど


最初は例によってこんな



紙切れの落書きから・・・





こんなカタチに。

これ、飛行機の尾翼ね♪


で、出来た瞬間は「おーー!」と思ったんだけど
冷静に見てみると、ただカッコイイだけで
オーナーさんらしさって
このロゴからは伝わってこない。。。



で、今回はここからが長かった!・・・(≧ω≦。)



そうして試行錯誤する中で見つけたキーワードが
以前のブログでもご紹介したあるものだったのです!


さて・・・
このメモをようやく見せられます。δ(⌒〜⌒ι)


はい。





ボンヤリ文字を追っかけていくウチに
ひらめいたキーワードのはこのメモの・・・




この部分!






紙にヒコーキで

紙ヒコーキ!!!



かわいらしいアイコンとして。


紙と飛行機を誰もが連想できる
シンプルでストレートなアイコンとして。


そして何より・・・

オーナーを表現するアイコンとして!






実は・・・

オーナーさんの前職は“保母さん”。


やさしさ、原点、子供といった
キーワードはそのオーナーさん自身を
表すキーワードだったのです。



アタマの中に小さな子供さんたちに
折り紙を使って紙ヒコーキを折ってあげている…
そんなオーナーさんの姿が
ぼんやりと浮かんできました。(*´▽`*)



それはまさにオーナーさんを表すためのロゴが
内と外からガッチリ、結びついた瞬間だったのです。\(・∀・)/




そしてそして、以前ブログでご紹介した
もうワンアクションというのがコチラ♪




リアルに旅を感じるアイコンとして。

そして東欧のある種、アンニュイな雰囲気を
再現するためのハンコ作りでした。


ほら、フォトショップや
イラストレーターの加工って
どこか味気ないというか…

そこはアナログにこだわりたかった…
というのが本音だったと思います。



こうして出来たハンコからスキャンして
レテンカのロゴはようやく完成しました。




ちなみにフォントは空港の案内看板用に
デザインされたFrutiger(フルティガー)を使用。
細部にまで徹底的にこだわっております(* ̄∀ ̄)b



さらに、ショップカードは
空港に行けば手荷物につけられるタグをモチーフに!

こちらもお客様に少しでも旅を感じてもらうために考えた、
ちょっぴり遊び心の効いたデザインなんです。









こんな楽しくて、ちょっぴり熱い・・・
雑貨屋さんにぜひ一度、足を運んでみてください♪



最後にもう一度。

店の名前は
旅を感じる雑貨店『Letenka(レテンカ)』さん。


オーナーさんの想いが詰まった
ステキなお店ですよ♪(*^▽^*)



| アートディレクション | 00:00 | comments(4) | - |
ニイミ写真舘 その2
ロゴ制作プロセス
ニイミ写真舘 その1 はコチラ



さてさて、昨日の続きです。。。



“落款”というモチーフを
ニイミ写真館らしいシンボルにするために
今度はまたまた考え方を振り出しに戻し

写真をイメージさせるモチーフや
文字、数字、英字などなど・・・

様々な組み合わせを検証していきました。




こうした文字の組み合わせが出来…
(あ、画像の“写”は普通のフォントです)


ばらしたりくっつけたりしていくウチに
ふとしたことで写真の“写”の文字が
浮かび上がるような遊びを加えられないか…
そう思いはじめたのです。

「見てわかった人はラッキー♪」
みたいなところに遊び心があるのも
なんかいいかな〜って!(*´∀`)


今、思えばここからの作業は
難解なパズルを解いているような…
そんな感覚すらあったように思います。






こうして象形文字のような、流れの中で
“213”と“写”の文字が“落款”として収まった時に
バランスよく見える落としどころを探っていきました。





そして最終的には広告展開なども加味しながら
美しく見える線の太さを調整して、
現在の完成型となっていったのです。









掻い摘んでの解説でしたので
お見せ出来たのは、
本当にほんの一部でしたが

ここまでのプロセスだけを見ても
進んでは戻り、創っては壊しが
繰り返されていることが
おわかりいただけたかと思います。



仮にインスピレーションで
“ビビビっ!”と来た場合であっても

この“ビビビっ!”には
ちゃんと理由があるはずなんです。



入口が右脳なのか左脳なのか・・・

それは、その時の問題と対峙してみないと
わからないかもしれませんが

僕の場合はこれらのことを
しっかりと検証していくことで
より精度の高いシンボルを生みだすことに
繋がっていくと考えているのです。



…ということで2回にわたって
解説してきました
ニイミ写真舘ロゴプロセス。


次回、またリクエストなどがありましたら
こちらでご紹介していきたいと思います!(*^▽^*)



| アートディレクション | 00:00 | comments(2) | - |
ニイミ写真舘 その1
リクエストの多かったニイミ写真舘さんの
ロゴ制作プロセス。

今回ホームページリニューアルに伴い
リンク先として整理するためにも
一度文章にしてみることにしました。。。



------------------------------------------


どこかアンニュイで
古い日本の風合いを醸し出す
ニイミ写真舘独特の表現。

背景にある和をイメージしながら
ロゴ自体は、今を感じる表現である
必要があると感じていました。


さらにはニイミ写真舘としての
アイデンティティを表現するための
“遊び心”の備わったものにしたい。。。

この“遊び”の部分はお付き合いの中で
僕が感じた写真家・新見という人物の
背景に見えてくるものでもありました。


まず、写真館としてわかりやすい表現を
カメラのカタチからフィルムやレンズ。
そして平仮名、カタカナ、漢字英字、数字
といった文字要素や記号などなど…

様々な表現やモチーフを模索していきました。



そんな中・・・




キャッチと絡めたタイポっぽい
ものをつくっていくプロセスの中で


ふと浮かび上がってきた

新見=ニイミ=213という

ゴロのおもしろさ。



遊び心が効いていて、
デザイン的にもひねりをつけやすい。


和と2、1、3のゴロを組み合わせた表現で
うまくカタチがつくれないか。。。






カタチと組み合わせのおもしろさを
追求していく中で、ぼんやりと
見えてきたニイミのディテール。。。



・・・しかしこうして見ると
ロゴ自体におもしろさや主張はあるものの、
写真館が本来見せるべき写真そのものの妨げになったり
写真自体の質を損ねてしまいかねないのではないか・・・


主張するだけのロゴではなく
写真そのものが主役になり
ロゴが写真を引き立て役に
なる見え方はないものか。



さらに広告の展開や様々なイベントでの
露出度も高いニイミ写真舘の特性から


写真自体の雰囲気やディテールを妨げず
シンボルとしてもしっかりと認識出来るカタチ。

そしてそれが自然とニイミ写真舘として
認知される仕組みや見え方。。。




これらの幾重にも重なるキーワードから
ひとつの大きなビジュアルコンセプトを
導き出すことが出来ました。。。


それが“落款”というモチーフだったのです!




(つづく)




| アートディレクション | 00:00 | comments(0) | - |
情熱熱風ディレクション その2
さて、昨日の続きです。


情熱熱風ディレクション その1 はコチラ!


試行錯誤を繰り返しながら
やっと辿り着いたのは
“封筒を留めるための何か”を
考える…という答えでした。

よく見かける封筒のように
のりやテープでは味気ないし

もらった時のうれしさもなければ
きっと開ける楽しみもない。。。

何より、アズさんらしさは出ない!


何か着物をイメージさせるもので
かわいくもあり…
もらった時にワクワクする表現て何だろう…


さらには和と連動したカタチで
大切なものを“包む”“結う”
といったメッセージを盛り込めないか。。。










そうして生まれたのが

糸を使って封筒に封をする

という発想でした。


以前、このブログでもご紹介しました
アゲインさんの名刺デザイン
この問題の物理的な面をクリア
できることはある程度わかっていました。


もちろん…
この封筒を縫うというだけでも
ベロ(ふた)の部分どれくらいの幅で
折り畳むのがかわいいのか?

逆にどのくらいの幅がないと
縫うという作業が出来ないのか…というように
数々のテストを繰り返しました。


テストの一部が手元に残っていたのですが…



ご覧の通り、これはベロをキレイに
折り畳んでいるのでスッキリはしているのですが
何かフックというか、かわいらしさが足りません。

そこで、僕があえてこだわったのがベロを出して
そのまま縫ってしまうということだったのです。

四角いカチッとした封筒より
何か取っ手のようなものが“チロリン♪”て
出てる方が、かわいいんじゃないかな〜という
そこはもう、ただの感覚だったわけですが。。。


もちろん…糸もカチッと結んでしまうのではなくて
しっかり“チロリン♪”を残しています。(* ̄∇ ̄*)
(ちなみにこちらも解れないというテスト済み!)


こうして出来上がった封筒は
聞いた話によると・・・
逆に糸を切って封を開けたくないとかで、
底をハサミで切って中身を取り出した…なんて
僕が想像した以上の効果もあったみたいです!<(@^_^@)




肝心の冊子はというと・・・








こ〜んな風に封筒と連動したディテールも
チラリと顔を除かせていますが・・・


詳しくは実際に手にとった人だけのお楽しみ♪(* ̄∇ ̄*)



もちろん、パンフレットの結果は・・・
ブログでもお知らせした通り!の

大成功!!!

たくさんの方がパンフレットをご覧になって
お店へゾクゾクと来られているそうです!




と、ついついデザインのことばかりを
語ってしまいましたが…


大事なことを忘れるところでした!




今回のパンフレット制作の難しさは実は・・・

年頃の娘さんの感性に訴える表現と
それを見守る親御さんへのメッセージ
という2つの表現が必要であった
というところにありました。


今回そうした想いがしっかりと
届けられたということは


デザイン表現だけでなく

的確なコピーであったり、
写真であったり
商品選びに至るまで。。。


制作に関わった人それぞれが
それぞれの想いを持って仕事と対峙した
結果ではなかったかと思うのです。





もちろん、今回のこの表現が絶対!
というわけではありませんし
もしかしたらこれ以上の表現が
他にあったのかもしれません。


ですが、「間違いではなかった」と
確信を持って言えることが
ひとつあるとすれば、それは・・・


このお店が何を提供しているのか…

“商品ではなく心”だということを

表現出来ていたということ。

コレにつきるのではないでしょうか。







カッコイイだけの表現や美しいだけのデザイン。

あるいはお金を注ぎ込めば出来るといった
表現ではない、大事なことが
そこにはあったように思うのです。(*´▽`*)


制作に関わった人たち、
そしてそれを見て足を
運んでくれたお客様・・・・


たくさんの人に感謝したい、
そんな制作物になりました!(*^▽^*)



| アートディレクション | 00:00 | comments(4) | - |